新築マンションを購入するとき、大手が分譲するマンションブランドを重視する人はいますが、
中古マンションを購入する際に大手の不動産会社から購入することを重視する人はあまりいません。
中古物件では価格、立地、築年数、外観や間取りなど、マンションそのものを気に入るかどうかが
重視されるからです。
ではマンションを売るときはどんな不動産会社に仲介を依頼すればいいのでしょうか。
大手不動産会社のネームバリューや購入希望者の情報量は、マンションを売りたい人にとって
魅力的に見えますが、そのメリットは以前ほど重要ではありません。
なぜなら、買い手はスマホなどインターネットをメインツールに、SUUMO(スーモ)、
LIFULL HOME'S(ホームズ)、at home(アットホーム)といった不動産情報サイトで、
希望の条件を入力して物件探しをするからです。
マンションの売却を依頼された不動産会社は、すべての不動産会社が情報を共有できる「レインズ(不動産流通機構)」に速やかに登録・掲載して、売主さまの物件が早期に成約となるように努めなければいけません。
しかし、物件情報を公開せず自社を優先して買い手を探す、いわゆる「囲い込み」とよばれる行為を行う会社も少なからずあります。
早期に売れる機会を逃すことで値下げを余儀なくされることもあるため、誠実に売却活動をしてくれるかどうかで不動産会社を選ぶことは大事です。
しかしいくら誠実な会社や担当者でも、レインズやポータルサイトに物件情報と写真を掲載しているだけというやり方では期待通りの成果は出せません。
早く高く売るためには適正な販売手法と販売戦略が必要になります。
結論として、不動産会社選びで重要なのは会社のネームバリューや長年の販売実績ではなく、
「最新の販売手法やノウハウでしっかり売却活動をする誠実な不動産会社」となります。
いろいろな会社の担当者から話を聞いて比較検討するようにしましょう。